虎尾山の記憶１

虎尾山の記憶１
　平成２０年１月下旬より虎尾山の住宅造成工事が行われました。橋本紡さんの小説『半分の月がのぼる空』ファンの皆様・伊勢のＮＰＯ法人自利利他の皆様・地元の皆様のご尽力で綺麗になった虎尾山が開発されてしまうのは残念に思います。

　虎尾山は旧来、３基の古墳が存在しました。また、明治以降は伊勢市街を眺めることのできるスポットとして、伊勢の観光案内には必ず紹介されていました。さらに、開発地域の南の尾根には、貴賓が来勢の際宿泊した五二会ホテルもありました。

　開発にあたり虎尾山の旧状を記録する意味も込め、平成２０年１月４日の虎尾山の様子を紹介します。

虎尾山入口

橋を渡ったところ　　　　　　　最初の階段

　
　奧に見えるのがトイレ跡です。手前の階段を登ると、右方向に山頂へ行く階段があります。　

最初の階段を登りきった所　　　　なだらかな坂道

　
さらに階段　　　　　　　　　　左側に広場があります

　
塔へ上る階段から広場を望む

　この写真の奧及び左右は切り立った崖になっています。山へ登る階段は、写真奧の麓から反時計回り（写真の左側）についています。上で紹介しました、なぁさんのブログの古絵葉書にある山の上の建物は、この写真右奧にあったと考えられます。造成計画によるとこの広場も半分ほどはなくなってしまうそうです。

広場中程両端にある柱

　何に使われていたか分かりません。

〔頂いていたコメント〕

Baldhead1010(2008-01-05 16:47) 

早いでしょう＾＾；

jyugemu (2008-01-05 16:51)  

再チェックをしている間に、早速のご訪問有り難うございます。

 

アロン(2009-05-13 13:48) 

随分ときれいになりましたね！

1996年まで伊勢市民でした。

虎尾山は小学生のとき、ちょくちょく探検に行きました。

昭和50年代の話です。

ニャロメ塔、金鳶という名前は知っていたのですが、何の建物なのか知りませんでした。

小学生の間でトイレは「幽霊便所」と呼ばれていました。

こわくて近づけませんでした。 

jyugemu(2009-05-13 20:55) 

アロンさん有り難うございます。

現在は、宅地開発ため山周辺が大きく変わりました。

幽霊便所は上記ブログ写真７枚目の画面一番手前の辺りになると思います。

今後も、戦前・戦後の伊勢の写真を掲載していきます。

宜しければ、ご覧下さいませ。